Overview
我々は新たな研究領域「復元細胞機能学」の創設を提案する。分野横断的なアプローチにより細胞の機能をゲノム情報から「復元」し、1複合体ごとに精密に評価できる技術を確立します。
これらの先端技術を利用して細胞の機能や進化原理を証明すると共に天然を超える細胞機能の創出を目指します。光合成微生物の集光性アンテナ複合体フィコビリソームを最初の研究対象とし、地球の惑星環境の多様性と変遷と紐付けながら新たな遺伝情報を「発掘」し、異種細胞内あるいは試験管で「再構成」し、1分子レベルの分解能で「可視化」することにより地球光環境とフィコビリソームの共進化や、細胞内でのフィコビリソームの多様性を証明できる新たな実験的証拠を導き出します。